神田真澄の氣ままな話

明光武道 深雪館 館主のブログ

運動と免疫のこと

昨今、健康のため”食”についての話が多いが、

今回は、免疫学の世界的権威である安保徹教授もよく仰っていた運動の重要性についてプロローグ的に書いてみたい。

 

これは拙著・立つだけ! 医者いらずの太もも力 ([テキスト]) | 神田真澄 |本 | 通販 | Amazon

でも書いたが、運動というと一般的には"ランニング"や"汗を存分にかいて行う運動"などが思い浮かばれると思う。

一概にこれらの運動が良くないというのではないが、健康という観点から考えると、カラダに負担の大きい運動は活性酸素を多く発生させ、内臓に負担をかけ、老化させることや筋肉の炎症等(筋肉痛等)から筋肉の損傷の修復などに免疫活動エネルギーを使ってしまったりと、本来の自然治癒なる免疫活動にはエネルギーが回されず、結果的には不健康に陥ってしまい、老けがちといった傾向が多く見られる。

 

例えばポピュラーな”マラソン”などは、体力の限界を超えた際に「ランナーズハイ」ともいわれる覚醒状態の一種(脳内麻薬ホルモンの分泌)でストッパーが効かず、頭(脳)の中で満足感を感じているだけで、その実カラダの体力的限界状態の悲鳴には氣づかずに運動を続けている場合が多い。テレビで中継されたTマラソン。生放送された某タレントの心臓発作の映像はまだ記憶に新しいのではないだろうか。誤解してほしくないのは、激しい運動(マラソンなど)全てが悪と言ってるのではなく、カラダに負担をかけて行う運動を習慣化するのは、健康を考えるという観点では矛盾でもあることを知ってもらいたいのである。

私も激しい運動は経験があります。5歳から武道・格闘技(「日本拳法」:実践性の高さから警察の逮捕術や自衛隊徒手格闘術の元になった日本に於ける総合格闘技のパイオニアであり、宗家である澤山師が考案した防具は自由に、力を込めて打突投げ極めを実践できる当時画期的な武道として広まる。現在、日拳出身の有名選手は多い)を修行している時代があり、そのパフォーマンスを高めるために、基礎訓練として自ら激しい運動(ランニング等)を課して肉体を創り上げた経験を持つ。だからこそ、その運動が後の自分のカラダにどう影響を及ぼすかを知った上で話しているのである。

 

我々の道場グループ(チーゴンフィットネススタジオ等)で指導しているのは、カラダに負担の少ない、ゆっくりとした持続型運動であり、基本的に自重(自分の体重)負荷の筋力スロートレーニングである。そうすることで、健康に必要な筋肉・つまりミトコンドリアを多く含む筋力・赤筋、ピンク筋を増やすことができる。ちなみに激しい運動は表層的な筋肉・白筋を増やす。これはあまりミトコンドリアを含まない。

 

そもそもなぜ運動が健康に必要不可欠な要素か。それは、体温に深く関係する。運動は体温を高める。体温が上がるとミトコンドリアの活動が盛んになり、また免疫活動も促進される。さらにミトコンドリアから産出されたエネルギーは免疫活動等に使われることで、自然治癒力は高い状態をキープできる。これだけでも立派な予防医学なのだ。運動により血流が多くカラダ中に巡ることで代謝の高いカラダを創る。

 

次回の運動記事には、その詳細を書いていきたく思います。メカニズムとかね。このブログで書いてるのは、拙著に書いてある内容だけでなく、書かなかったことや講演で話してることなどを交えながら書いてみようと、今んとこは思ってます。医学や様々なメソッドは日々進歩してますから、私も日々学んで精進していますので、どんどんアップデートされた内容を発信していきたく思っています。この記事が読んでくださってる方々の、何かの一助や、自分が変わるキッカケになってれば嬉しい限りです。

今日はこの辺で。

 

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