たまにはこんなブログもいいでしょう。
今回は瞑想と脳科学についての実験からのお話。以下、一部抜粋。
瞑想が不安や強迫観念などにポシティブな影響をもたらすと云われているが、それがどのように脳に作用し、不安感などを開放するのか科学的裏付けがなかった。しかし今回、瞑想が“前帯状皮質”や“腹内側前頭葉前部皮質”の活性化を促し、不安感を減少させるのではないか、という研究結果がSocial Cognitive and Affective Neuroscienceに掲載された。
この実験は、瞑想の経験や不安障害のない(けれど通常の不安を抱えた)被験者15人を対象に瞑想を4回にわたって実践、その効力を動脈のスピン標識の磁気共鳴映像法により可視化するというもの。被験者たちはその瞑想法を学ぶ前後に脳の活動状態を分析され、不安の度合いをレポートした。
結果は驚くべきものだ。瞑想を数分間行うだけで、被験者の不安を約39%も取り除くことが出来た。さらにそれに基づく脳スキャンでは、思考と感情を司る“前帯状皮質”と、不安を司る“腹内側前頭葉前部皮質”が、より活発な活動をしていることが明らかになった。
現在のありのままの思いや感情を受け入れる事が、日頃感じる不安感のコントロールにつながるのでは、との事だ。
以上が記事として公開されています。
瞑想は一言では説明できないほどの深い意義を持ちます。
上の例はあくまでも一つのエビデンスであって、脳科学では測りきれない事象もたくさんあるのが事実です。
だから、うちの道場では結果を追わせません。
各々のバックグラウンドを持つ人たちにはそれぞれの歴史、プロセスがあり、その人だけのキズや分かりうることがある中で、共通の効果を期待するのはナンセンスです。
自分の、自分自身の瞑想をして自分と向き合うのです。その時に、あなたにしかわからない問題があり、それを何の柵もなく見つめ直すのです。それが本当の答に繋がります。
まずは、ただ座るのです。そして継続は力なりは本当に名言と実感します。
今日はこの辺で。
写真はハワイのカイルアビーチで瞑想中。
大自然とつながる歓び。惟神(天のなすがまま)です。