神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

鎮坐瞑想3 〜マインドフルネス〜

やっと日本でも瞑想について、注目しだしてますね。

その中でもよく耳にするのが、マインドフルネス瞑想。しかし、現代日本は舶来モンがホンマ好きですね〜笑。

さらなることには、医学や科学の枠に入れ込まないと信じれないありさま。その限られた枠で瞑想を測ったら、真の答えなんてわかるはずもないのに。ここまでくると、もう科学教の信者やね。

 

元々日本古来から存在するメソッドなのに、いちいち横文字入れて、科学的根拠や有名人、海外で注目受けたものしか受け入れられないのは、もう呆れるばかり。逆に海外の賢人たちがいち早く注目し、生活に取り入れることで様々な成功を収めてます。直感的にこれが正しいかアカンかもうわからなくなってる現代人。

科学が飽和状態な今こそ、もう一度古来から存在するメソッドを見直してみる時期では?。

 

ということで、今回も敢えてのエビデンス論を抜粋してから、お話しましょう。

以下、抜粋。

 

不安・うつ・疼痛の改善

瞑想は、2つの系統的レビューによって不安、鬱、疼痛改善に一定の効果があることが報告されています。

2014年の系統的レビューおよびメタ分析で瞑想は、不安、うつ、疼痛の改善に中度なエビデンスを有しており、ストレスや苦悩の軽減、精神衛生上のQOL改善には低度のエビデンスがあると述べられております。しかしながら、薬物乱用、睡眠障害等のストレスによって引き起こされる健康関連の行動には瞑想による効果は認められないことも報告されております。

2012年の系統的レビューでは、瞑想をおこなったグループは比較グループと比べて統計的に意味のある差(有意差)をもって優れた効果をしめしていたと報告されております。

K.E. Innes et al., “Mind-body therapies for menopausal symptoms: A systematic review”. Maturitas 66 (2010) 135–149より

 

マインドフルネス瞑想は、米国のマサチューセッツ大学のジョン・カバット・ジン教授が慢性疾患の患者に治療の一環としてマインドフルネスストレス低減法をプログラムし、実施されたのが最初といわれています。今では瞑想から宗教的要素を除いてメソッド化したものともいわれてます。

 

どうもアメリカは部分、部分を切り取って合理化して一番良さげに作り上げるの得意のようですが、そもそも瞑想はその効果だけを目的にやるものではなく、根本的に自分自身と向き合って、見直していくことが大事な核であります。少なくとも明光武道の鎮坐瞑想はそうあります。

 

統計的な答えももちろん参考とはなりますが、瞑想は十人十色のごとく、個人個人がそれぞれバックグラウンドを持ってるのだから、一人一人違う瞑想があって当然なのです。

一概にいうのは難しいですが、理想形を追う、このような状態になるように、ならないといけないような導きは、すでにその考えに囚われている暗示誘導のようなものです。自己暗示や催眠術ではないのですから。味噌もクソも一緒にしてはいけないのです。

それでは、根本的な見つめ直しはできません。

効果主義は時として危険も伴います。瞑想には間違うと禅病という精神的にはもちろん、カラダへも危険な状態にもなりうるので、正しく学んで実践してほしいと思います。

詳しく書くならば、例えば巷で多く見られるのが宗教的な団体などで、悪想念を持つ人間、自らが完璧と教祖化した慢心してる人間、虚実混交して妄想を作り押し付ける心のおかしい人間や何かに執拗に固執して囚われてる人間、欲望の強い人間や身体が悪い人間など、挙げればキリがないですが、そのような片鱗を見せる人間が導いてるものなどは、まぁ良識ある人なら冷静に判断すれば誰でもわかるかとは思いますが、当然のごとく大変危険だし良いはずはありません。もちろん自身がそんな心持ちの状態で行うのも同様に危険です。そんな人間の導きを受けてたり、自らが実践したりすれば、いつのまにか洗脳されてたり、悪いエネルギーと繋がって悪想念を持つようになったり、慢心、取り違いしたりと自分では氣づかないうちに自ら底へと陥ってしまうことでしょう。こればっかりは自ら氣づくのが難しいから注意が必要ですね。正しいと思ってやってることが、実は逆なことになっていることも多々見受けられますしね。実際そのような人も何度か見ましたし。でも現実、瞑想や氣功を指導するとこってこういうのが多いんですよね〜、残念ながら。これは批判ではなくて、注意喚起です。どうぞお気をつけください。

ってうちもかもよ笑。もちろん冗談ですが、大事なのはあなた自身でしっかり責任を持って選ぶことです。自分の直感を信じてね。自分の心身のことですから。日々省み、立ち止まって見直すことが肝要なのです。

 

話戻って、まずはあなた自身の瞑想を行うことが肝要です。そして、あらゆることに惑わされず、自分で自分を見つめ直しながら真実を感得してください。

まぁ、文章で書いてもなかなか上手く伝わらないとは思います。

興味ある方、一度やってみたかった方、日本古来より存在する武道メソッドとしての瞑想を体験してみたい方、まずは門を叩いてみては。

 

今日はこの辺で。

 

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写真はNPO法人薬害研究センターで定期開催している瞑想セミナーの様子。毎回皆さん真剣です。受講者から、瞑想への考えやイメージが変わった、体験してみて氣もちよかったしリラックスできた、もっと本格的に続けたいなどの感想をいただきました。お手伝いができてたら嬉しいかぎりです。