今日は運動と免疫についてメカニズムの説明しましょう。
原点に戻ってズバリ核心を話すと、運動が免疫力に関係するのは、まさしく体温です。
運動することで上がる体温によって、体内の免疫機構は盛んに働ける環境となり、免疫力・自然治癒力が高まる→病にならないに繋がっていくのが基本的メカニズムの原点です。
では、どんな運動でもいいか。
それは次回に話するとして、まずは体温を上げる、発熱させるために必要なのは筋肉であること、そのための運動といっても過言ではないかと思います。
特に作ってほしいのが、ミトコンドリアを多く含む赤筋・ピンク筋の筋肉群です。ミトコンドリアは酸素呼吸を行い発熱、エネルギーを生産する細胞小器官で、呼吸筋、脳、肝臓などにも多く含有されてます。
このミトコンドリアを多く含む筋肉を多く作ることで、生産される熱量、エネルギーは増え、基礎代謝はもちろん基礎体温も高くなっていきます。
つまり、自力で免疫を強くする、活動を盛んにさせることができる環境を作れるのです。
さらには、運動の方法によっては脳への刺激や多方面への好影響も認められてます。それは、またシリーズで話していきますね。
免疫細胞が盛んに働く温度は約37度以上です。深部体温ですから、表皮体温、つまり体温計で測るなどでは36.5度くらいでしょう。あなたは基礎体温がそれだけありますか?
現代人のカラダの不調の多くは、低体温からなる要因が多いのです。
この体内環境では、免疫細胞は十分活動できませんし、ガン細胞は低体温が大好きで、35度を下回ると増殖・活性化します。35度未満の人は何かしらの不調や病を患ってる可能性は高いと思われます。
上の運動の重要性は、免疫学の世界的権威である安保名誉教授もよく話されてたこと。
健康は食はもちろん大事!でもそれだけでは不十分であり、キチンと血流を循環させる、そして体温を上げて免疫活動の適温環境を作り出すことが、健康長寿の道なのです。そして心。
当道場の氣の武道である明光武道では、少なくともそう指導を行ってるので、皆元氣で、若々しいですね。
だから、現代人にはダイエット目的ではなくとも、健康習慣の一環として運動習慣を付けてほしいものです。
できればカラダに負担のない、持続性の高い運動が望ましいですね。運動してカラダを壊していたら元も子もないですからね。
ではどんな?って声がきこえてきそうなので、
それは次回に笑。
今日はこのへんで。
写真は、六本木ヒルズ主催のアカデミーヒルズにて定期開催してた講演会。この回は〜プチ断食・実践編〜。
簡単に始めれる断食についての解説、そしてそれを活かす運動の実践できるメソッドの紹介セミナーでした。六本木ヒルズに来られる聴講者はエビデンスの情報に興味高いので、資料作りにも力が入ります。断食についても、またお話ししますね。