神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

鎮坐瞑想5 〜瞑想で痛みが和らぐ、消える⁉️〜

瞑想の話も、だいぶ進んできました。

瞑想、禅は海外で今では盛んに研究されてます。ホンマは氣もやけどね。エネルギーって言ったり、波動って言ったり、量子物理学なんかも関連ありますしね。

 

今日は瞑想で痛みが消える、和らぐことについてのエビデンスから。

以下、抜粋文。

 

「痛み」は認知療法によって改善することが知られていますが、「それなら瞑想にも同じような効果が期待できるのでは?」ということで瞑想と慢性疼痛の改善についても研究がなされております。長年にわたって苦しんでいた腰痛の痛みから解放されたら嬉しいですよね。

慢性的な腰痛を抱える342人が八週間、瞑想を取り入れたマインドフルネス・ストレス逓減法(MBSR)のコースか、同じく痛みへの対処に効果があることで知られる認知行動療法(CBT)のコースに参加し、通常の治療を受けている人々と腰痛の痛みを比較検討した。結果、MBSRを受講した人々は約44%、CTBを受講した人々は約45%痛みが軽減されたのに対し、通常の治療を受けた比較グループは27%しか痛みが軽減されなかった。MBSRおよびCBTは、標準的な治療よりも大幅に痛みを軽減することが示唆された。

鎮痛効果を示すオピオイドのレセプター(受容体)をブロックした状態で被験者に瞑想を学んでもらったが、それでも刺激に対する痛みの感じ方は、比較グループよりも軽かった。著者は「これらの所見は、オピオイド系鎮痛薬に耐性ができており、痛みを軽減する上で依存性のない方法を探している人々にとって、とりわけ重要な意味を持つ」と述べている。

Zeidan F, Adler-Neal AL, Wells RE, et al. Mindfulness-meditation-based pain relief is not mediated by endogenous opioids. Journal of Neuroscience. より抜粋。

 

これは、以前にマインドフルネス瞑想のことで少し書いた部分でもあります。

 

もう少し突っ込んだ話をすると、そもそも痛みは何か。

なぜそこに痛みが起きて、今の状態があるのかを冷静に自ら考えることで、その根元に辿り着き、治癒していくことに繋げていくことこそが重要なのです。

自分自身を見つめ直すこと。

なぜそこに痛みが出てるのか。

痛いから、短絡的に医者に行く、薬を飲む、湿布を貼る、東洋医学だからって、漢方薬を飲む、針を打つ、整体に行くなどは対処療法的なことから、根本的には治りません。さらには悪化や他の歪みを招くことにもなります。

いつまでも安易な考えで、その場凌ぎのごまかしではなく、自分と向き合って根本原因に自ら把握し、そこを正す方へ向かっていくことの重要さに氣づき、実践していかないと終わりは来ません。

瞑想はその大なる一歩と思います。

明光武道では、瞑想の効果を期待することよりは、自分自身を見つめ直すことから、さらには発展していくことに核の部分を置いています。

根本治癒でないと、西洋医学だろうが東洋医学であろうが完治という意味では無力なのです。

 

今日はこのへんで。

 

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写真はコラボ講演時のもの。

断薬などの啓蒙活動で有名な小倉譲さんとのコラボ講演。やはり、意識を持って参加されてる方々は真剣さが伝わってくるので、こちらも力が入ります!大阪弁で盛り上がりました笑。