神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

運動と免疫 〜海馬への刺激〜

軽い運動で記憶力アップ 筑波大が実験

 

わずか10分間の軽い運動で記憶をつかさどる脳の海馬が刺激され、直後の記憶力が高まることを明らかにしたと、1日までに筑波大の研究チームが米科学誌に発表した。征矢英昭教授は「ヨガや太極拳といった手軽な運動で効果を得られる。認知症などの患者や高齢者、子供の記憶能力維持や改善に役立てたい」と話す。

20代の健康な男女36人に、10分間ペダルをこぐ極めて軽い運動をした直後に、食べ物や植物などが写った画像を600枚ほど見てもらい、どの程度正確に記憶できるかを調べた。

運動直後の人は、運動をしなかった人と比較すると画像のより細かいところまで正確に覚えられることが分かった。

運動直後の脳の透視画像では、画像の細かい違いなど似ているようで異なる記憶を区別する「海馬歯状回」周辺が特に活発になり、頻繁に情報のやりとりをしていた。征矢教授は「動物実験では軽い運動が記憶に良いと分かっていたが、人でも証明できた」と話している。

2018年10月1日 日本経済新聞より抜粋

 

私もよく征矢教授の実験の話はよく取り上げますが、運動と脳の関係については、エビデンスとしてもたくさん挙げられます。

身体に負担のない運動、ゆっくり実践する運動の継続、習慣は免疫を高める必須条件です。

 

食の情報が多い昨今、まだまだ運動の重要さは、どうしてもマラソンやジムワークなどの激しい系が頭に浮かんでしまうゆえに、なかなか浸透していません。

でも、免疫学の世界的権威である安保医学博士も主張する、身体に負担のない運動の継続は、免疫を高める、自然治癒力を高める秘訣なのです。

まずは、どのような運動が続けられるか。

それは次回にしましょう。

と言う前に、ご自身で調べてみましょう!

下の写真の拙著も参考にしてみては笑。

 

今日はこの辺で。

 

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写真は拙著「立つだけ!医者いらずの太もも力」。氣の考えから、運動・瞑想・食事の三分野について、どの世代でも、誰でもわかりやすく実践できるよう、平易な文章で表すのを約束で書き下ろしました。実践健康本です。