神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

鎮坐瞑想その6 〜脳の可逆性〜

今日は瞑想のおはなしで。

 

まずはエビデンスの記事抜粋から。

 

近年、脳科学の分野では、人間の脳は何歳になっても変化していくことが知られるようになってきました。これを脳の可塑性といいます。
例えば、先ほどのブルワーの文献では、瞑想経験者は、後帯状皮質と背側前帯状皮質または背外側前頭前野の連携が強化されていることが指摘されています3)。
またフォックスらのメタ分析でも、瞑想によって、8つの脳の領域において、統計的に有意な構造変化をもたらされることが分かっています4)。そして、この8つの領域には、感情や思考の調整、記憶、身体感覚などの働きを担う脳部位が含まれています。

Brewer,et al.「Meditation experience is associated with differences in default mode network activity and connectivity」Proceedings of the National Academy of Sciences,2011より

 

 

今回の記事は、脳の可逆性についてでしたが、

関連するところで肉体的な若返り、つまりアンチエイジングの観点からも瞑想は研究されています。アメリアンチエイジング医学会では、瞑想を実践してる人群と、していない人群に分けて比較実験を実施しています。

それぞれの検査から2年瞑想を続けた人群は、していない人群より5歳若い結果が出て、さらには5年瞑想を続けた人群は、10歳若い事が報告されている。これは東洋医学の心身一如からも考えることができる。

 

瞑想について、このようなエビデンスや効果などは副次的な要素に過ぎません。根本は氣・エネルギーの考えとして、自身の根源的な力の底上げする、高めるメソッドなのです。当道場ではその観点から指導しています。

理論も大事ですが、まずはなによりも実感することが肝要です。

正しく瞑想を始めてみませんか。

 

今日はこの辺で。

 

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写真はミニ瞑想会。