神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

食制整体アカデミー便り 〜添加物の真実〜

皆さんは、食の安全性にどれだけ氣をつけてますか?

自分や大事な家族、人の口に入る食べ物。

血肉となり、心身を創る元となる食べ物。

現代社会の深刻に考えなければならない事柄です。

 

今回は、皆さんに知ってもらいたい記事を抜粋しました。安部 司さんのリアルストーリーであるミートボールの食品添加物の件について、お話しましょう。有名な話ですね。以下抜粋

 

◎ミートボールの食品添加物

その日は、長女の3回目の誕生日でした。
当時の私は、絵に描いたようなモーレツサラリーマン。
午前様が当たり前で、家で食事をすることもめったになく、だからこそ娘の誕生日ぐらいは、
日頃の埋め合わせをしなければと仕事を早々と切り上げて帰宅しました。
食卓には妻が用意したご馳走が、所狭しと並んでいます。
そのなかに、ミートボールの皿がありました。
可愛らしいミッキーマウスの楊枝がささったそれを、何気なく口に放り込んだ瞬間、私は凍
りつきました。
それはほかならぬ、私か開発したミートボールだったのです。

私は添加物ならほぼすべて、食品に混じりこんでいるものでも100種類ほどを舌で見分ける
ことができます。

いわば、

「添加物の味きき」
「添加物のソムリエ」

と言ったところでしょうか。

(ただ、ワインのソムリエと違い、あんまりなりたいという人はいないでしょうけど……)

コンビニの弁当など食べるときも、

「このハムはちょっと『リン酸塩』が強すぎるな」

「どうしてこんなに『グリシン』を使わなくてはいけないんだ」

などと、
ついつい「採点」をしてしまうくらいです。
そのミートボールは、たしかに私が投入した

化学調味料
「結着剤」
「乳化剤」

の味がしました。

「これどうした? 買ったのか? ××のものか? 袋見せて」

慌てて訊くと、妻はこともなげに

「ええ、そうよ。××食品のよ」

と答え、袋を出してきました。

間違いありません。
自分の開発した商品でありながら、うかつにもミッキーマウスの楊枝と、妻がひと手間かけて、
からめたソースのために一見わからなかったのです。

「このミートボール、安いし、○○(娘の名前)が好きだからよく買うのよ。これを出すと
子どもたち、取り合いになるのよ」

見れば娘も息子たちも、実においしそうにそのミートボールを頬張っています。

「ちょ、ちょ、ちょっと、待て待て!」

私は慌ててミートボールの皿を両手で覆いました。
父親の慌てぶりに家族は皆きょとんとしていました。

「パパ、なんでそのミートボール、食べちゃいけないの?」

ミートボールの製造経緯に思いをはせていた私は、子どもたちの無邪気な声にはっと我に返り
ました。

「とにかくこれは食べちゃダメ、食べたらいかん!」

皿を取り上げ、説明にもならない説明をしながら、胸がつぶれる思いでした。
ドロドロのクズ肉に、添加物をじゃぶじゃぶ投入してつくったミートボールを、
わが子が大喜びで食べていたという現実。

「ポリリン酸ナトリウム」
グリセリン脂肪酸エステル」
「リン酸カルシウム」
「赤色3号」
「赤色102号」
ソルビン酸
「カラメル色素」…。

それらを、
愛する子どもたちが平気で摂取していたという現実。

このミートボールは、それまでの私にとって誇りでした。
本来なら使い道がなく廃棄されるようなものが食品として生きるのですから環境にもやさしいし、
1円でも安いものを求める主婦にとっては、救いの神だとさえ思っていました。
私が使った添加物は、国が認可したものばかりですから食品産業の発展にも役立っているという
自負もありました。

しかし!

今はっきりわかったのは、このミートボールは自分の子どもたちには食べてほしくないものだった!
ということです。

そうだ、自分も、自分の家族も消費者だったのだ。

いままで自分は「つくる側」「売る側」の認識しかなかったけれども自分は「買う側」の人間でも
あるのだ。いまさらながらそう気づいたのです。

その夜、私は一睡もできませんでした。 
添加物のセールスこそが自分の生涯の仕事と決め、日本一の添加物屋になってみせると意気込んで
ここまでやってきた。添加物で日本の新しい食文化を築こうと本気で考えていた。

しかし自分の「生涯の仕事」は、何かがおかしい。
なんのためらいもなく、添加物を売りさばくことしかなかった自分。
営業成績が上がることをゲームのように楽しんでいた自分。
職人の魂を売らせることに得意になっていた自分……。

例えは、適切ではないかもしれないが、軍事産業と同じだと思いました。
人を殺傷する武器を売って懐を肥やすあの「死の商人」たちと「同じ穴のむじな」ではないか。
このままでは畳の上では死ねない……そう思いました。

 

出典:食品の裏側 みんな大好きな食品添加物 安部司 著

 

私も農学部出身で、某物産グループの有機資材メーカー営業部として、農作物や食品の裏側を見てきました。事実は恐ろしい現実です。

有名企業や、まさかそんなことしないだろうと思ってる所ほど、恐ろしい裏があります。

人のことを考えて活動してるように宣伝してて、実は利益しか興味はありません。また、それを正当化する洗脳された人々がいるのが、現代の背景です。目を覚ましましょ!

 

CMなどでご存知のヤマザ⭕️パンなどは、社長が自分の家族には自社パンを食べさせないことは、今ではもう有名でしょう。

 

食の選択は、あなたの人生の選択と同じ重要な選択です。

顔の見える、信頼できる所から、自分の責任のもと購入するようにしましょう。

何回も言いますが、自分や、大事な家族、大事な人たちの口に入るものですよ。しっかりと選んで!

 

今日はこの辺で。

 

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外食でも、出来うる範囲で選択してみましょう。素材、調理方法などね。そして、堂々と食を楽しみましょう!