神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

運動と排泄の関係 〜歩くことで腸の蠕動運動を促す〜

今日は宿便の排出を促すお話をしましょう。

 

私は、師である井上先生から宿便と自律神経の関係について食病として勉強・研究させていただき、今もそれを引き継ぎ研究と、普及に努めています。

今までのブログでも、宿便についていくつかのテーマについて話しました。

今日は、排出を促す運動の一つについて話しましょう。

 

宿便の排出について、食から促す話は今までのブログでも話しましたが、実はさらに運動も宿便の排出を促します。だから、食だけではなく、運動も健康を保つ上では重要なんてす。

当道場のメソッドでも、三つの理念から運動の分野の重要さを話してますが、なかなか世間には、正しい健康のための運動がまだ根づかないですね〜。

 

で、まずは始めやすい運動を紹介したいと思いますが、その一つが、歩くこと・ウォーキングです。

歩くことで、腸の蠕動・分節運動を促し、つまりは宿便が排出されるのを促すのです。

 

さらに歩くことや、心拍数が90〜100以下のゆっくりとした運動強度では、脳の大脳辺縁系、つまり海馬への刺激が高まることが、筑波大の征矢教授の研究からも証明されてます。(写真の図参照)

つまりは、第二の心臓である下半身への、ゆっくりとした運動を継続することで、脳への刺激が高まると考えてもいいでしょう。

 

このように運動は、健康やアンチエイジング、長寿には大事な要素なんですね。

例えば毎日、エスカレーターではなく階段使ってますか?車ばかり乗ってないですか?

できうる範囲で、運動を生活に取り入れていきましょう。

 

ただし!、身体に負担ある運動は、逆に老化を促させるし、免疫を下げることにもなります。

現代では、一般的に運動といったら頭に浮かべる手軽さからも、ランニングですね。もちろん、その強度・激しさにもよりますが、屁理屈は置いといて、そういう激しい運動は活性酸素を多分に発生させ、また心臓に負担をかけ続ける、そして、また体温が上がりすぎることで各細胞の細胞質が死滅してしまう恐れがあります。卒倒したりするのは、それが原因の一つです。しかも、達成感から来る脳内ホルモンの影響で、過剰に運動を続けてしまいます。特に素人のランには危険性の可能性がありますね。過剰な運動は、本当に推奨しません。

 

ということで推奨する運動は、まずは歩くことです。

では、天候など含めてそれができない場合はどうするのか!

我々道場で伝えています、立つ瞑想法・武禅(源流は站椿)が特にいいでしょう!その理は…    次回に続く笑。

 

今日はこの辺で。

 

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写真は筑波大学 征矢教授のエビデンスを図・表にしたもの。私の講演でもよく使う資料です。

見たことがある方もいるのでは?