神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

瞑想について2 〜瞑想の真の意義〜

前回の続きです。

 

 

瞑想の有効性については
アメリカの国立補完統合衛生センター (NCCIH) が
ウェブサイト上に
最新のエビデンスをまとめて掲載しています。

ちなみに日本でも、
厚生労働省統合医療」に係る
情報発信等推進事業に基づいた
統合医療」情報発信サイト
というウェブサイトで
瞑想に関する情報が公開されています。

上のことからもわかるように、

瞑想によって免疫が高まり、
予防医学や健康法となるメカニズムは、
勉強されてる
者の皆さんならわかるでしょう。

では、この何例かで
瞑想の効果はわかりましたが、
そのために実践するのか。

もちろんそれもいいですが、
当道場で伝えている瞑想は、
それが核ではないのです。

瞑想の核となる意義は、
肚の鍛練です。

氣の直接の鍛練と言ってもいいでしょう。

私自身はあまり
脳科学などは眉唾と思ってますし、
これらのエビデンス
瞑想の副次的な効果と思っています。

ここでエビデンスを引用してるのは、
瞑想が科学的に裏付けられたメソッドである
との一般論としてにすぎません。
  
当道場の瞑想で核としているのは、
肚の鍛錬、
つまり臍下丹田の直接的な鍛錬を主とします。

それは、自分を見つめ直すこと。
昔の日本には肚の教育がありました。

本当の自分は、何ができて何ができないのか。

人によくみて欲しい承認欲求から
無理して、自分を実力以上に
過大化していないですか。

自分は本当は何がしたくて、実際は何をしているのか。

これからどう生きていくのか。

全ては自分の中に答えはあります。

もう既に本当は分かっているのです。

字数が迫ってきたので、もう少し核の話をしますね。

それは日本古来の氣の考えであり、
そして、人と大自然とがつながる
大事な時間なのです。

日本人には、古より
大宇宙、大自然を、神として畏敬し、
またその下で
宇宙・森羅万象の法則に則り
大自然と共存し、
秩序を守り力強く生きていた背景があります。

つまり現代の怪しい
既成宗教の考えとは全く異なり、
仏教伝来以前の古から
国教であった神道
大宇宙・大自然の摂理であり、
日本では古来より
素直にその恩恵への感謝の意から
手を合わせ、
神に祈る姿があったのです。

これは神、
すなわち大宇宙、
大自然と繋がる時間であり、
究極の瞑想ともいえるでしょう。

その元で、
自分と向き合い、
そして見直し、
そして閃き、
開眼していく。

内省し、自らを正し、
そして自分を知り、
自分軸を確立して生きていく。

その力が地球の一つの力となり、
時代が前に進んでいく。

私が伝えたい瞑想は、
上に書いたことが
瞑想の大事な意義と確信しています。

少なくとも、当道場で伝えている
明光武道式瞑想である鎮坐は
それを核として行うのです。

その過程を経て、得られる
副次的な結果が
上のようなエビデンスの例であり、
それを目的にするのではないのです。

自我、我欲を
強く持して行う瞑想などの行為は、
必ずや慢心や
固執心に囚われてしまうことで、
最初はよく思ってても
いずれ自ら地の底に落ちていってしまいます。

瞑想は何事にもとらわれないことです。

ただただ、あるがままに座るのです。

情報過多の時代、
現代の人はなんでも頭で理解しようとして、
その核を体感することなく
わかったように錯覚していることが多い時代。

だからこそ、人が本来持つ
感覚力、直感、本能、
つまりは生命エネルギーである氣を高めて、
改めて自分の歩む道を
見直してはどうでしょうか。

今こそ瞑想がキーとなる時だと私は確信しています。

今回は瞑想について
全ての分野は到底書けませんでしたが、
この記事が何かのお役に立ててれば
嬉しい限りです。

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これは、締切時間が超タイトでのオファーだったので、まとめ文になった感もありますが、

何かのお手伝いになってれば嬉しい限りです。

 

今日はこの辺で。

 

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写真は、恒例のNPO法人薬害研究センターで

瞑想の講演会の時のもの。たくさんの方が、瞑想に興味を持たれてるのは、嬉しいことです。

そもそもは日本の文化なのてすよ。東洋というよりね。これ、わかる人いるかな〜笑。