神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

瞑想のススメ 〜禅病などについて〜

今日は大事な話の一つです。

瞑想を実践する上で、必ず氣をつけないといけないことと。それが禅病や偏差、魔境などです。

これをキチンと指摘する団体や指導者が本当に少ない!これはハッキリ言って大変危険なことです。

以前、他の記事にも書いたことなので、

後ほど抜粋して載せたいと思いますが、まずは下の参考記事をどうぞ。

 

 

瞑想をした人の4人に1人は「不快な瞑想」だった経験がある 

by Indian Yogi (Yogi Madhav)

 

リラックスするなどポジティブな効果があると考えられている瞑想ですが、場合によってはそうではないことが研究によって示されています。ロンドン大学の研究チームが瞑想経験者に調査を行ったところ、4人に1人が瞑想中に不快な経験をしていたとのこと。

Unpleasant meditation-related experiences in regular meditators: Prevalence, predictors, and conceptual considerations
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0216643



Meditation needs more research: study finds 25% suffer unpleasant experiences | UCL News - UCL - London's Global University
https://www.ucl.ac.uk/news/2019/may/meditation-needs-more-research-study-finds-25-suffer-unpleasant-experiences

ロンドン大学ユニバーシティカレッジ脳科学部精神科の研究者マルコ・シュロッサー氏らは、少なくとも2カ月にわたり瞑想を行った経験がある人を対象にオンライン調査を実施。回答未了の人や、瞑想ではなくヨガをした人などを除き、1232人のデータを得ました。

その中で、315名(25.6%)が「瞑想中に不快な経験をしたことがある」と回答しました。当該回答をした人は、男性回答者のうち28.5%、女性回答者のうち23%。また、不快な経験をしたと回答した人で、「宗教的信念がある」と回答した人が22%だったのに対し、「信念は特にない」と回答した人は30.6%で、やや差がついています。

 

この調査は、瞑想の潜在的な悪影響について時期尚早な結論を出そうとするものではなく、「どういった不快な経験だったか」という詳細や、回答者が精神的な健康問題を抱えていないかどうかという点には踏み込んでいません。

しかし、瞑想はいいものであるという前提で、恩恵にばかり着目した研究が多いため、今後、この分野を掘り下げる際に役立つ研究になる可能性があるとみられています。

by Jared Rice

 

 

これは結構大事なことに突っ込んだ記事だと思います。

大抵のメソッドを宣伝する、拡めようとする話は

そのメリットはドンドンと紹介されますが、必ずと言っていいほどそのデメリットの部分は隠す、もしくは上手くボカシます。はっきり言って、そのようなメソッドや団体、指導者は三流以下ですし、そもそも危険ですね。人を落としかねないし、その後のフォローも満足に出来ずに、最終は放置して、いい結果あった人だけをもてはやす。マスコミなども含めて現代の社会はまさにそれです。

また禅病など起こしてる本人も自分は間違ってないと思い込んでて、それに氣づかない場合も多いのです。

これはそのメソッドや団体を選択した、そして情報に振り回され本質や真に氣づけなかったあなた自身にも問題があること、しっかり見つめ直すことが肝要です。

 

そもそもそのようなことを知らんのか、または指導した経験がないか、もっと悪いのは金儲け、慢心や名誉のためにそれを隠蔽する団体や指導者が多いのも事実ですし、なによりその状態から正すことさえできないことも問題です。

学ぶにあたり、しっかりとメリット、デメリットについても含めてキチンと正しい師を見つけることは重要なのです。それこそがメソッド含め一期一会でもあるのです。なんでも簡単に考えすぎるのも現代人の問題ですね。複雑化しろって言ってんじゃないよ笑。常にキチンと本質を把握することです。

 

私は5歳から武道人生を通して、それに類する様々な経験もしてきました。そしてその裏側もたくさん観てきました。だからこそ自身の修行として、日々見直し聞き直し精進の日々でしたし、今が在り伝えているのです。

まぁある特定のことには武士の情けで言及してないこともありますがね。もうやるだけやったし、後は各々の自己責任。見つめ直すべし!

 

話戻して、学ぶ方はしっかりと直観を働かせて、頭で理屈やメリット的な欲で考えるより、なぜ瞑想を実践したいのか純粋な原点を肚でしっかり見据えて実践に繋げてほしく思います。

 

次回のブログで、その禅病や偏差などについて

以前に他社の記事で載せた文章を抜粋したいと思います。

 

今日はこの辺で。

 

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写真は高熊山にて武禅(站椿・武道式の瞑想)の実践。大自然とつながる、日本古来の氣の考えに則った時間。貴重な経験をさせていただいた思い出の聖地です。