神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

宿便のはなし 〜その二〜

前回は宿便について書きました。

 

では、その宿便が腸内停滞するとどういう症状が出るかを書いていきたく思います。

 

○左落ち・左食症

宿便が腸の直腸付近、S状結腸に粘着停滞し、その重みにより骨盤が左後方に歪み落ちていき、その奥にある太陽神経叢を異常圧迫する。

それにより、交感神経が異常緊張となり亢進型の症状が発症する。

夜になっても眠れない、他人との協調するのが億劫、攻撃的な性格、アトピー性皮膚炎、心筋梗塞脳梗塞、高血圧症、左側の痔、左側の水虫など交感神経が異常緊張することで発症する症状が主です。

なぜ左後方なのかは、講演でも聞きに来てください。もしくは拙著・立つだけ!医者いらずの太もも力を購読してください笑。

 

○原因の一つ

食生活です。

特に動物性蛋白質の過剰摂取、油物の過剰摂取、量的過食・早い話が食べ過ぎ笑

 

では、どうしたら宿便は排出できるか。

そして歪んだ骨盤はどう戻すか。

それはこのシリーズのまとめの章で書きたいと思います。興味ある方は最後まで根氣よく読んでください。

また、これが絶対なメソッドてはありません。

参考にして、自分で調べて、自分で自分のココロとカラダを見つめ直してください。

それが重要ですよ。

 

今日はこの辺で。

 

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日本拳法について 〜その二〜

今日は、続編の中高生時代のお話を書いてみたいと思います。

 

前回では、日本拳法を五歳から始めた話を書きましたが、その後中学三年まで、日本拳法発祥の道場である総本部・洪游會本部に所属して、有名選手やOB、もちろん岡田師ら大人たちに揉まれながら練習を続けました。

自分がどのくらい強いのか、ハッキリわからないまま練習を続ける毎日。たまにはサボったり、イヤイヤ行ったりなど、英才教育ではないけども、継続は力なりで道場に通い続けました。

そうしてるうち数年の間にそれまで少年の部というのがなかった時代から、新しく創設された時代へと移っていきます。そして、十四歳の夏に初めて公式試合に出場します。それが日本拳法洪游會三十五周年記念大会です。

 

それまでの私は、大人に混じって練習してたので、いくら中学三年で身長が180cmあっても、ヒョロヒョロでしたし、最初の方はゴツい大人たちには寝技もあって、力でなかなか敵いませんでした。ですがそれなりに若いながらも十年近いキャリアとセンス、手足の長さを活かせて対等に組手ができるようにはなってました。あの白帯は誰だ?といわれたこともあります笑。

だから、自分がどれくらい強いのか、試合では勝てるのかなど全くわからない状態で、ただただ名師範・奥瀬先生に教わるがまま拳法に打ち込んでました。昭和やね笑。

 

そして、最初で最後の少年の部(まだまだできたて)での試合当日。

奥瀬先生のアドバイスは、いつも通りでいい、ただ、先に行け!とだけ。

初めての試合で、さすがに緊張して喉が渇きます。当時は試合前に水はご法度な時代。カラカラ感が余計に闘争本能に火をつけます。

後で聞いた話ですが、私はバリバリの大阪人ですから、それなりに氣が短いのかもしれませんが、道場では大人に囲まれた中学生というのもあり、おとなしく寡黙に振舞ってたので、試合当日の私の顔を見た先輩方が、「あいつ酒でも飲んだんか?笑」と揶揄うほど、試合相手と対峙した時の顔は今までにない仁王だったそうです。笑

その頃のビデオがあったらな〜。今みたいに普及してない時代やったからな〜。悔しいね。

 

そうして試合直前にふと見ると、その目線の先にはなんと奥瀬先生が。あまり試合会場には足を運ばないで有名な奥瀬先生が、私の試合を見てくれている!勇気百倍で、アドバイス通り、先に攻めます。すると、オモシロイように技が極まる。突き、蹴りが入り相手がよろける、仰け反る、場外へ追いやれる。圧倒的強さで勝ち進んで、一本も取られずにトーナメントを制覇し、初めての試合で初出場初優勝してしまいました。自分でもビックリ笑。知らない間にこんなに強くなってたんだと!

そうして、試合後に奥瀬先生の顔を見ると、あのあまり褒めない先生が初めて「よし!」と褒めてくださいました。あの嬉しさの感度は今でも書きながら涙が浮かぶほど、忘れません。私の格闘家時代の原動力の一つです。

 

人生で初めていただいたトロフィーを持って、祝賀会では大先輩方々からお褒めの言葉をいただいては、祝杯をさせていただき(たぶん金色の泡の出る苦いジュースだったと思います笑)、なぜかしらフラフラになりながら、家に帰ったのを覚えています。

 

そのトロフィーを、まずは神棚へ。そして母に。後ほど、家族や岡田師と祝賀会をしていただき、勝利に酔いました。通っていた中学校の担任の先生から、朝礼で表彰して貰おうと提案してくださいましたが、少年時代は年頃で照れ屋だったのもあり、ひけらかすのが嫌なのもあって丁重にお断りしました。今、思えばやってもらってたら、靴箱にラブレターの山やったんちゃう?って思ったり笑。まぁ冗談ですけどね。

 

五歳から始めた日本拳法。格闘技。武道。

私には、複雑な環境下での育ちでも、グレることなく前に進めたのは、この日本拳法、そして武道を学んで培った、自身の誇りと軸、肚に信念があったからだと思っています。

もちろん神様、そして精一杯頑張ってる母親の背中、家族や友人、周りにいてくれる方々の愛は言うまでもありません。

 

今日はこの辺までで。

次回は拳法時代では大きい転機を迎える高校時代を書きたいと思います。読んでくださった方には感謝です。

 

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宿便と骨盤の歪み 〜自律神経の失調について〜

今回は食の大切さのお話です。

 

皆さんも一度は聞いたことがあるでしょう宿便の話。様々な病氣の要因となり、自律神経を狂わす元の宿便の話を、セミナーで話してる内容の一部から書いてみたいと思います。

 

まずは宿便について。

このブログを読んでくださってる読者の皆さんなら、宿便の言葉は一度は聞いたことあるのではないでしょうか。

過食により、消化不良となった未消化物が腸内で長期停滞する、便秘とは違うヘドロやcoal tarのような腸壁にこびりつく便が宿便です。

西洋医学では、存在しないとどこぞの東大出の某女医さんが主張してましたが、腸内検視鏡の世界的権威である新谷医学博士が宿便の存在を唱えられましたね。

西洋医学の医師でありながら、一切の薬や手術等行わず、食療法と断食で治療する、医学会一貧乏な医師・甲田先生も宿便を注視した一人です。

私は師匠の一人である井上先生に学びました。

約半世紀の食と病氣について、東洋医学理論、伝統医学・食の観点から臨床結果を纏め上げて創られた食制体型理論を、今は私も伝えております。

 

宿便がカラダに及ぼす悪影響。

腸内で異常発酵、そこから生ずる悪ガスや悪成分は全て吸収され血液が汚れていきます。また自然排出されることが難しい宿便は、その重みが内臓を支える骨盤を歪め、その歪みから異常圧迫される自律神経の太陽神経叢、つまり交感神経叢や迷走神経叢、つまり副交感神経叢の異常緊張影響から司る各内蔵の不活性化が起こり、病氣の原因をつくっていきます。

 

この宿便は、生活習慣、いわゆる食の偏食や食べ方などにより発生し、一般的な現代人の腸内には約数キロの宿便が溜まっているといわれています。

 

では、この宿便を溜めないようにするにはどうすればいいか。また、排出させるにはどうすればいいか。このシリーズで書いていきたいと思います。

 

今日はここまでで。

 

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総合格闘技のパイオニア・日本拳法 〜その一〜

今日は、日本で総合格闘技のパイオニア的な存在である実戦武道・日本拳法のことについて、少し書いてみようと思います。

 

私は五歳の時から武道を学んでます。

そのキッカケは、母が観せてくれたブルース・リーの映画「ドラゴンへの道」。これが私の人生に多大な影響を与える映画となりました。

観た後の私は、拳法を習いたいというよりは、ブルース・リーそのものになりたいと、母にヌンチャクをねだり、蹴りを真似たり、筋肉ないのにカラダをバキボキさせたりと笑、毎日頭の中はブルース・リーしかなかったことを朧げに覚えています。複雑な環境下で育った私には、強くて無敵なブルース・リーのように強くなりたいと本能的に思ったのではないでしょうか。

そしてその数日後に、縁あって伝説のチャンピオンである拳法家・岡田賢三師に日本拳法を学ぶことになるのです。

 

では、この日本拳法ってどんな武道?

まだ知らない人のために、簡単に説明しましょう。

日本拳法は昭和初期に澤山宗海宗家が生み出した総合格闘技・武道。古来の相撲や古流柔術も参考に、柔道と空手を融合して突き・蹴り・投げ・極め技と全ての技が許される総合武術として、さらには独自の防具を考案し、その当時自由に、実際に実戦としての殴り合う組手がなかった時代に、防具着装して実戦そのままに、思い切り殴り合う練習をすることができる、まさしく実戦総合格闘技を創始した。早い話が何でもありの実戦を鎧のような独自の防具を装着して行う激しい格闘技です。裏ではあまりにも強く喧嘩拳法とも噂されたとも聞いたことがあります。笑

この日本拳法は、その実戦性の高さから、警察の逮捕術の原型となったり、自衛隊徒手格闘術のベースになったことや、その逮捕術や徒手格闘術が完成するまでの当時は、日本拳法を実際に練習してたほど、その実力は知る人ぞ知る超実戦性の格闘技・武道なのである。

ゆえに、日本拳法の実戦勘は抜きん出ており、拳法出身者のプロスポーツ選手は多い。

日本人で初めてムエタイチャンピオンを破ったキックボクシングチャンピオンでK-1の主任レフェリーなども務めた猪狩元秀氏や、ボクシング世界チャンピオンで当時の日本防衛記録をつくった渡辺二郎氏、私も全日本選手権大会で戦ったことのある(もちろんその時は俺が勝った笑)シュートボクシング日本チャンピオンのハードパンチャー梅野孝明氏、K-1日本チャンピオンの自演乙こと中島雄一郎選手など、たくさんの選手を輩出してきた。

 

私は五才からその日本拳法を学び始めるのだが、まだ少年の部などもない時代、当初は日本拳法の総本山である洪游會本部道場に入門し、スター選手が多い中(日本拳法を澤山宗家とともに創始した中野満先生が創設された道場で、世界チャンピオンの中島さんや美技の山根さん、怪力の筒井さんなど名選手が多数在籍)、伝説の王者になった岡田氏はじめ、チャンピオンメーカーといわれた名師範・奥瀬先生について基本をミッチリと学んだ。

大人しかいなかった時代は、泣きながらも泣くときはトイレでしかダメ的な空氣の中で強く鍛えられましたが、当時子どもが道場に通うのは珍しくもあったので、かわいがって貰ったのも覚えています。

特に日拳特有の直突ワンツーは何万回突いたかわからないくらい反復練習したのを今でも覚えている。おかげさまで現役時代はワンツーは、正確かつ全日本の中でもかなり早い方だったと自負している。

後、笑えるのは先ほど書いた、幼い頃よりブルース・リーのマネを何度もしてたのが功を奏してか回し蹴りが本当に上手く、キレイだった。これは岡田師匠にも褒められたこと記憶してます。

それは自分のオハコの技になるほどに育ったのですが、それはまた次回にしましょう。

 

次回はその後、中高生の頃を書こうかなと思います。暇な方は読んでみてくださいな笑。今日はこの辺で。

 

 

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坐禅瞑想 〜その三〜

既成概念と閃き。

 

前回に引き続き、脳と瞑想の関係について。

特にこの記事は、海外やビジネスマンを筆頭に学生や一般の人たちにまで役立っている内容だと思います。

 

私自身、以前に六本木ヒルズにあるアカデミーライブラリーにて朝活をテーマに「モーニング・リフレッシュ〜朝瞑想〜」を出社時間前の7時〜8時で朝活セミナーを開催してました。

参加者は毎回20名ほど入る部屋でおこなわれ、一般ビジネスマン・OLから大学教授や弁護士さんなど様々な職種の方々が通ってられました。好評で毎季節3タームくらい開催したかと思います。

 

それだけ注目を集めだしていた瞑想。

瞑想は自分の今までの経験・常識から出来上がった既成概念を打破するには非常に有用なメソッドです。確かに経験、学者を基に自身で創り上げたデータは大事なものですが、その既成概念に囚われすぎると、また新しい純粋な発想を自分で無意識に既成概念の枠にはめ込み、可能性を自ら潰してしまうことも多々ありえます。

 

瞑想をすることで、脳内の整理、そして既成概念に囚われない自由な発想をドンドン出す。

それは瞑想が発想や閃きなどに関連する大脳辺縁系・海馬に刺激を与えることが立証されてることからもわかります。

 

単純に朝一に頭をリセット、リフレッシュして会社に出社するだけでも仕事の能率は上がります。

実際に六本木ヒルズで開催してた朝瞑想・モーニングリフレッシュは、体験者からの意見も大好評でした。

 

先ほどの話をもう少し詳しく書くと、

既成概念を司る大脳新皮質。PCでいうデータベースのような箇所で、今までの経験・学習により蓄積されたデータが詰まってます。

一方、閃きや直感を司る大脳辺縁系。皆さんもよく知る海馬などがある本能的な分野です。

坐禅瞑想で刺激するのは、その新皮質ではなく辺縁系を直接的に刺激するので、いわゆる頭で閃いた案を、データベースからどうせ実現しないと思って、その閃きをダメにしてしまう回路を打破していくのが瞑想でもあります。かなり簡易に話してますので、ショウモナイ揚げ足とりは放っておきますが、瞑想を継続していくことで、その発想を常識で潰すのではなく自由に発信していける脳の状態を創り上げていくのです。

 

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 写真は六本木ヒルズで開催されてたモーニングリフレッシュ・朝瞑想。

 

運動と免疫 〜その二〜

運動と免疫についての話を以前に書きましたが、ではどう大事なのかを書いていきたいと思います。

まずは温度について。

 

運動をすることで体温が上がります。

これは運動することで筋肉によって発熱するからです。この体温が上がることが、免疫活動に直接関係します。

 

免疫機能は、深部体温が37.2度あたりで活発に働きます。ちなみに深部体温とはカラダ内部の温度のことで内臓などの体温です。皮膚体温、つまり体温計などで測る体温だと36.5度くらいです。

これくらいの深部体温がないと、体内酵素や新陳代謝も活性しません。

いわゆるガン細胞は約39度以上の温度で死滅します。ということは低体温、つまり36度以下の体温だと、免疫活動が低下し、外部からのウィルスなどの進入をゆるして繁殖させてしまい、病氣の元となっていきます。

逆にいうと、常に36〜37度くらいの体温を保てれば病氣しらずのカラダになれるともいえます。

 

では、この体温を保つにはどうすればいいか。

カラダに負担のない運動を継続すること。

そして、エネルギーを産出するミトコンドリアの多い筋肉を増やすこと。

 

体温を上げることは、免疫を高めることに直結するのです。

 

次回は、オススメの運動方法を挙げてみたいと思います。

今日はこの辺で。自分でキチンと調べてみてくださいね。また。

 

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坐禅瞑想 〜その二〜

坐禅瞑想では、よく脳科学からの研究も多くみられます。

私自身、あまり脳科学の分野から坐禅瞑想を語るのは本意ではないですが、一般的に坐禅瞑想を広めるにあたり、エビデンスがある上での説明が一番伝わりやすいのではと思って、よく利用はさせてもらってます。

 

簡単な分野から話すと、やはり脳波の話がポピュラーではないでしょうか。

脳から生じる電氣活動を電極で記録したものを脳波といい測定することができます。脳科学の茂木博士などでも有名とは思いますが、普段の基礎活動時であるストレス状態や緊張状態のβ波。リラックスした状態のα波。覚醒低代謝状態と云われるθ派。一般的にはこれらの脳波が解説されてるのではないでしょうか。

 

このそれぞれの脳波の状態時にいろいろな現象が見られ、ココロとカラダに有用な効果が発見されています。

 

まず通常時のβ波から、坐禅瞑想を実践することで、一番に得られやすいのがα波の状態。これはリラックス状態であるのは先ほど説明しましたが、このリラックス状態になることで、自律神経の副交感神経を優位にすることができます。そのことで、リンパ球数が増え、自己免疫活動が盛んになります。もちろんストレス解消にも繋がってます。

これは予防医学ともなる、自身でできる健康習慣ですね。

 

ただ、瞑想では氣をつけなくてはならないこともあります。いわゆる、やり方が間違ったりやり過ぎたりすることから禅病といわれる症状を起こすこともあるのです。

これは、当道場ではやり方、時間などを正確に指導します。いいものだからと、何時間も行なったり、自分で勝手にアレンジして行なってみたりすると非常に危険なこと、つまり禅病になりうることもあります。氣が上に上がった緊張状態が続いたり、夢遊病のような症状になったりと様々です。

なので、正しく行なってもらうためにも、一度は正しく学んでそれを実践継続することが大事ですね。

 

ということで、当道場では毎月朝と夜に月一で坐禅瞑想会を公開開催しています。是非、一度正しく学びに体験に来られませんか。

詳しくはinfo@miyukikan.comへ!

 

 

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