今日は瞑想での呼吸について。
呼吸の重要さについては、次の機会に話しますが
今回は瞑想のときの呼吸の仕方について話しましょう。
当道場で実践指導している呼吸法は、丹田呼吸と呼んでいて、丹田に意念を持ち自然呼吸を行うことで結果的に腹式呼吸が自ずと実践される方法をとります。
その要は、姿勢です。
椅子瞑想でも、鎮坐瞑想でも要は腰の状態です。
それは仙骨を立てる、つまり骨盤を立てた状態で坐ることです。
そうすることで、丹田を中心とした、自ずと氣が循環し、また自然呼吸を行うことで自動的に腹式呼吸が行われてる状態をつくるのです。
明光武道では、呼吸法を重視するのではなく、瞑想に重点を置きます。私は瞑想はメソッドではなく、
人と大自然、大宇宙と繋がる時間だと思ってますので、メソッドとしての効果やベネフィットは副次的なものと考えてます。
人によっては、それが得られれば細かいことはどうでもいいと思ってる箇所かもしれませんが、上のことは本質的に非常に重要な所なんですよ。
今は簡単に本とかネットからの情報を基に、自己流で瞑想する方もいるようですが、うちではそれは勧めません。正しい師について正しく学ぶこと、確実に感得する事が肝要です。
皆さんは禅病という言葉はご存知ですか?
我々では偏差という状態で、誤った方法や慢心してしまうことなどから、心身のエネルギーの偏りを体内に生じてしまうこと、氣の鍛錬をする上では一番心を配らないといけない事項の一つです。だから深雪館では道場として、伝えてるのです。学ぶ上で厳しく道場訓を守った上で、正しく実践してもらうこと。口伝、体伝というのは理屈でなく、キチンと実践できるように取次伝えることが道場の姿なのです。結局はそれが目標までの一番の近道となるのです。
巷の団体ではこの禅病のことは隠したり、説明さえしない所も多く、もちろんその状態を治せず放置する団体も多いのが現状であり、非常に危険です。どうか簡単に考えるのではなく、真剣に向き合って欲しく思うばかりです。複雑に考えろといってるのてわはないですよ。取り違いせんといてね笑。
瞑想は、今後どのような事が起きようとも、自分自身の軸、信念をブレることなく持して、前に進む事ができる有用な伝統方法です。この機会に始められることをお薦めします。
今日はこの辺で。