神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

鎮坐瞑想4 〜免疫力アップ〜

瞑想の話を進めていきましょう。

 

今日もエビデンスを裏付けながら、瞑想についての本質を少しずつ、いろいろな例を挙げながらお話していきたいと思います。

物事は、表面のみを理解しても意味がないし、翻弄されるのがオチです。

大事なのは、本質を見抜き、学ぶこと。

これを見失ってる人が多いことが悲しいですね。

形、表面に惑わされず、その真意を汲み取り学ぶことが重要なのです。

そういう本質を把握する力。それは人が元々に持っている直感力・直観力ですね。

現代人は理論・理屈洗脳を幼い頃からされてるため、この元々備わっている直感力・直観力が退化しているのも否めないでしょう。直感でそれが正しいと思っても、その後に頭の理論・理屈でその考えをどうせダメというような風に潰してしまう。これはビジネス界でも見られるのでは。

瞑想は、その直感力・直観力を直に鍛えるメソッドとなります。少なくとも明光武道での鎮坐瞑想はそうです。

 

それでは、まずはエビデンス、以下抜粋文から。今回は免疫力について。

瞑想と免疫力の関係は結構昔から研究されております。瞑想の訓練を受けるとインフルエンザ・ワクチンに対する抗体が増えるようです。以下、有名な試験を2つ紹介します。

ビジネスパーソン(バイオテクノロジー企業の従業員)が被験者となった初の研究。瞑想を取り入れた八週間のマインドフルネス・ストレス逓減法(MBSR)のコースを受講したグループと比較グループで脳の電気的活動およびインフルエン・ザワクチンに対する抗体の量を比較検討した。結果、瞑想グループの被験者は、ポジティブな情動と結びついている脳の部位の活動が大幅に上がっていた。また、瞑想グループの被験者のほうが、インフルエンザ・ワクチンに対する抗体をたくさん生み出していた。瞑想は脳と免疫機能にポジティブな影響を与える可能性がある。
インフルエンザに対する瞑想および運動の効果を検証。154例を八週間の瞑想トレーニングを受けるグループと、同じく八週間の運動をおこなうグループ、比較観察グループに割り当てインフルエンザの頻度、症状の程度、発症期間を比較検討した。結果、瞑想グループおよび運動グループの被験者のほうがインフルエンザの症状は軽く、発症期間も有意に短かった。瞑想や運動をすると体内にインフルエンザの抗体が増え、急性呼吸器感染症による負担を低減させる可能性が示唆された。

Barrett B, Hayney MS, Muller D, et al. Meditation or exercise for preventing acute respiratory infection: a randomized controlled trial. Annals of Family Medicine. より。

 

瞑想で免疫力がアップする⁉️

確かに一般的にホンマかいなと思いがちなことですね。特に、理論好きな人や科学を齧った人ほどなかなか腑に落ちないことでしょう。

自分で枠を完成しちゃってるんで、その枠におさまらないのは受け入れない、考えようともしないのがこういう人の特徴。発展がないですね笑。

話戻して、瞑想により免疫力がアップするのは上の記事からもわかりますが、

単純に免疫力がアップするのはなぜか。

その一つが温度、体温の上昇です。

免疫力は温度が非常に大事なのです。

このことは以前のブログにも書いてるので、探して読んでみてください。また、このことについても書くとは思いますが、探すのもまたよしでしょう。

体温が上がることで、免疫活動が活性化され

結果、免疫力がアップする、自然治癒力が上がることにつながるのです。

そう、瞑想は体温を一度上がることが認められています。シンプルな話なんです。

 

さらには、副交感神経が優位に立つことで、リンパ球の数を調整することなども免疫力を高める要因となります。また、詳しくは別のページで書きますが、瞑想はカラダへの健康効果が高いことはわかってもらえるかと思います。

 

百聞は一見に如かず。一度、ご自身で体験してみては?

正しく学んで、キチンと瞑想ができるようになると、カラダが温かくなってきます。

ということは?笑。ですね!

 

瞑想習慣つけてみませんか。

 

今日はこの辺で。

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写真はお月見瞑想した時のお月様。

十字に光ってる❗️