瞑想の効果をエビデンスの観点から書きたいので、一部記事を抜粋しながら説明していこうと思います。
瞑想は、がん患者の緩和療法としてガイドライン上で推奨されています。ガイドラインとは、蓄積された医学的知識を集約・評価して、一般の医師が日ごろの診療に適用できるよう学会が発行する「手引き」のことです。ですので、もっとも信頼性の高い情報源であるといっても過言ではないでしょう。
瞑想は次の2つのガイドラインで推奨されております。
乳がんの統合医療ガイドライン(2014)
米国胸部専門医学会ガイドライン(2013)
それぞれ内容は次のようになります。
乳がんの統合医療ガイドライン(2014)では、不安や気分障害の軽減に対して科学的な根拠があるとして瞑想・ヨガ・イメージ療法を強く推奨しております。同様に、鬱や不安、ストレスの軽減や生活の質(QOL)の向上に対しても科学的根拠があるとしてストレス管理、ヨガ、マッサージ、音楽療法、瞑想を推奨しています。
また、米国胸部専門医学会ガイドライン(ACCP 2013)は不安、気分障害、慢性疼痛の軽減および生活の質の向上に効果があるとして瞑想を推奨しています。
以上抜粋
参考文献Greenlee et al., “Clinical practice guidelines on the use of integrative therapies as supportive care in patients treated for breast cancer.” J Natl Cancer Inst Monogr 2014;50:346–358
瞑想は上記のように、医学的観点からも非常に多く研究されてます。
当 明光武道 深雪會グループの食制体型研究所で行う断食・健康合宿も瞑想は必須項目としています。
心身一如という東洋医学ではよく耳にする言葉ですが、これに直結することでもあります。
今の病気は本当に病気なのか。
それは病気と専門家や医師といわれる者に決めつけられただけで、本来はカラダの声、症状として出ているものであり、その原因は何なのか。
それを探るのが名医といわれるものであり、今の痛みや不調をその場しのぎで治すのではなく止める、それも薬という毒物を使って泥沼の世界に導くのが現代医学や皆さんの一般的に考えている病気だと思います。漢方でさえ、カラダに優しいと考えがちですが、しっかりと薬で副作用もありますからね。
結局治るのは、自分が持つ免疫の力なんです。
その免疫を高めることの大きな一つに瞑想があります。
まずは正しく、始めてみませんか。
今日はこの辺で。
今回から題目を一部変更しましたが、写真で行なってるのが坐禅ではなく、鎮坐という深雪館で指導する瞑想です。日本古来から伝わる古神道、そして武道として融合・再興させた瞑想法です。臍下丹田を直接練り、大自然・大宇宙と繋がる大事な鍛錬法です。