今日は生徒から寄せられた記事を共有して、お話しようかと思います。
氣の武道である明光武道、その源流である東洋武術の最高峰といわれる意拳。
そのメソッドは武医同術として伝わってきました。
つまり武術と医術は根本は同じ考え・メソッドであるということ。
武術的に修練すれば、人の能力を高めて力を根本的に底上げ強くし、医術的に健康長寿法として行えば、心身を健康にし壮健な長寿(アンチエイジング).としてのメソッドともなるのです。
今回の記事は運動と健康についてのお話です。
まずは下の記事をどうぞ。
以下一部抜粋
日常の「逆」にひそむ驚き健康パワー
テーマは「逆」!
足腰が弱くなり立ち上がるのが大変だった人が、ある「逆」 を実践することで、スイスイと立ち上がれるように!一体何をしたというのか?調べ ていくと、ある工夫をすることで、階段を上るよりも下る方が鍛えられ、血圧や中性 脂肪も下がってしまうことが判明。そこには筋肉や脳の不思議なメカニズムが関係し ていました。日常の「逆」を意識することで健康で美しいボディを簡単に手に入れら れる、とっておきのトレーニング方もご紹介しました。
〜効率的に筋力アップ!「逆」のすごい効果〜
今、「逆」の動きが通常の動きに比べてラクに、しかもより効果的に筋力アップができると注目されています。
台湾で行われた研究では、階段を「上る」よりも「下りる」方が倍以上も筋力アップ 効果があることが明らかに。日本の高齢者施設では、いすから立ち上がれるようにな るために「座る」トレーニングを行ったり、足を上げて歩くために、持ち上げた足を 手で「押し下げる」トレーニングを行ったりして、太ももの筋力が20%近くもアップ した人もいます。また、オーストラリアでは、普通とは逆方向に足が回るサイクリングマシーンが、心肺に大きな負担をかけられない心不全の方のリハビリで行われていま す。
そうした逆の動きの数々、実は、コツがあります。それは「ゆっくり」逆の動きをす るということ。ゆっくりすることで、筋肉に力が入ります。 逆の動きをゆっくり行うとき、筋肉は「縮もうとしながら伸ばされる」状態になりま す。 このとき、単に縮もうとするよりも筋肉が刺激され、より筋力アップするのです。
しかも、筋力アップ効果が高いにもかかわらず、逆の動きは、脳がラクだと勘違いする ため酸素消費量は少なく、心拍数も通常の動きに比べて減り、ラクに行えます。ポイントは“ゆっくり”。
逆トレのやり方と注意点
いす座り
5秒かけて、いすにゆっくり座ります
座面にお尻がつくまで、太ももの筋肉の力を抜かないようにするとより効果的
※転倒防止のため、いすは必ず固定してください。
階段下り 太ももの前の筋肉が固く力が入るように、1段1秒くらいの速さで階段を下ります
注意点
筋肉痛になる恐れがあります。1回(階段の場合、1階ぶん)からなど、少ない回 数から徐々に増やしてください 肘や膝など体に痛みがある人は無理にやらず、かかりつけの医師に相談してくださ い 転倒防止のため、不安な方はいすのひじ掛け、杖、階段の手すり、介助などを使っ てください
リハビリ、治療などの代替となるものではありません。
他にも、「荷物をゆっくりおろす」「体をゆっくり倒す(腹筋の逆)」などの動きで も逆トレをすることができます。
筋力アップだけじゃない!?逆トレのうれしい健康効果
逆トレには、動かしている部位の筋力アップ以外にも様々な効果がある可能性が明ら かになってきています。
台湾で行われた階段上り下りの比較実験では、階段を上ったグループに比べて下った グループの方が、血圧、血糖値に関わるグルコース、中性脂肪の値がより減少したとい う結果が出ています。
また、逆トレの専門家、オーストラリア、エディスコーワン大学教授の野坂和則さんのグループが行った実験では、逆トレは「自然と体がバランスをとろうとして体幹トレー ニングにもなる」という結果や、「片腕で逆トレをすると、動かしていないもう片方 の腕の筋力アップにもつながる」という結果が出ており、メカニズムの解明も含め研 究が続けられています。
筋肉量は2,30代がピークで、それ以降、何もしていないと毎年1%ずつ筋肉が減ると も言われています。将来の寝たきり予防、美ボディ、ダイエット、生活習慣予防のため にも、ぜひ様々な効果が期待される「逆トレ」をやってみてはいかがでしょうか。
血圧・血糖値・中性脂肪については補助的な効果です。適切な食事や運動・治療の代 替にはなりません。
〜掲載文より一部抜粋〜
上の記事に関することだと、人の持つ一番大きな筋肉で、逆の動きをする伸筋の一つでもある大腿四頭筋を中心に下半身を使う明光武道の武道式のスクワット運動は、第二の心臓ともいわれる下半身部位をゆっくり刺激し続けることで、様々な効果が体内で発揮されます。そのことは以前のブログで免疫を高める運動など数回にわたって書いたと思います。(興味ある方は自分で読んでください。)
付け足すと、武道式スクワット(拙著ではチーゴンスクワット)は、ゆっくりかつ下半身を中心に全身を統合して鍛えるメソッドで、スロートレーニングの原理といえるでしょう。成長ホルモンの分泌を促し、中性脂肪の分解、筋肉の増強、細胞の再蘇生、海馬への刺激などその効果は計り知れない。
さらにいえば、上の記事で解説されていた逆の動き、つまり伸筋を使うこと、押す力に重きを置いてる修練法は明光武道では多くある。その詳細理由は、当たり前ですが簡単にはここで教えませんし、そもそも正しくわからんでしょうから。今回は記事に関するお話として書いてみました。
こういう記事の意義は、自分自身で調べたり、始めたりすることのキッカケ作りであるべきで、読んだとこではっきり言ってわかったとはならんでしょう。大事なのはやるかやらないか!実践あるのみで、そこからいろいろ学び、気づくことが多いですし大事なのです。
実践できて、初めて分かったと言えるんです。
分かったと知ったかぶりオタクは屁にもなりません。ましてや分かったふりから慢心して間違った方法を吹聴するのはもっと危険ですしね。知識は正しく実践して初めて生きるのです。
"やるか、やらないか!" Do or do not!
やりたくなったあなた!思った時が始め時です。
もう時間はないですよ!門を叩いてみては。
今日はこの辺で。