神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

武道スクワットの効果 〜下半身運動の重要性〜

今日は下半身を使った健康運動法について。

これに関する内容は何度かブログにも載せたり、講演の時にもよく話すことの一つですが、あらためてリニューアル投稿載しますね。それだけオススメの簡単な健康運動法なんですよ。老若男女問わず皆さんに是非習慣化してもらいたく思います。

 

 当道場で伝えている明光武道(源流は中国武術界から大成した武術と称され"大成拳"と名前を贈られた、内功・氣を練る究極の武術・意拳)では、下半身の鍛錬から全身を連動させて動かす運動、武道式スクワットを基礎練習の大事な一つとして伝えています。

 

このゆっくりとした屈伸運動・スクワットは、源流の意拳では弾腿という名の鍛錬法で、"ゆっくりと行う"ことが基本で重要です。健康運動では有名なスロートレーニング(スロトレ)と本質は同じで、東洋四千年の歴史からいえばこちらがスロトレの原点ともいえるでしょう。(皆さんよくご存知の太極拳がゆっくりとした動きを実践するのは意味があるんですよ。)

 

 さらには下半身の筋肉は第二の心臓といわれ、この部位を中心に身体全体を連動して使うことで、心臓からの循環だけでなく、人が持つ最大の筋肉の一つである大腿四頭筋に張り巡らされた血管群がポンプとなり、身体中に血流が十分に巡ることとなります。(ここに東洋医学の氣血水の考えも入るので、その効果は計り知れないんですよ。意拳は武医同術として、中国医学界でも研究されました。意拳学ともいわれてました。)

結果的に心臓への負担が抑えられながらも、しっかりとした運動効果を得ることができる画期的なメソッドなのです。その血流量はマラソンランナーのそれに匹敵するといわれます。

ちなみにマラソンは心臓に負担をかけるだけでなく、活性酸素が発生しまくり、不健康運動の筆頭ですね。(マラソン大会でバタバタ倒れてる人はあんまり知らされてないですがね笑。)あれは自己満足のランナーズハイといわれるランジャンキーと言えるのでは。身体(心臓)が悲鳴あげてるのにも関わらず分泌されるホルモンの脳内麻薬効果で麻痺して、走り続けて自己満足を得る。走り切ったから俺は強健だ〜と、自分のカラダの声も聴かずに錯覚する。ホンマ不健康だな〜笑。

 

しかも大腿筋は脳と直接的に関係が深いとされます。

これは筑波大の征矢教授がエビデンスを発表されたものですが、心拍数が90〜100/分位(早歩き・ウォーキング程度の運動)の運動が脳の海馬を活性化させるというものです。

先にも言った意拳は武医同術の考えが根幹にあり、脳と大腿筋には電気的につながってるとの考えがあります。

ですので教授は負担の少ない軽い運動・ウォーキングを推奨されてます。でも雨の日や暑い日など嫌ですよね笑。方法によってはウォーキングだけでは少し足りないかなとも思いますし。

 そこで習慣化しやすい運動が、この"武道式スクワット"なのです。畳半畳あればいつでもどこでもできますし、第二の心臓たる下半身を中心に使う、独特のゆっくりした運動だから、身体に負担なく行えます。最初は慣れない動きからシンドイかもですが、慣れれば代謝の高い筋肉(赤筋、ピンク筋)ができてくると、免疫を高めることに直結します。これはミトコンドリアという細胞小器官が関係する話で、また別のブログで話すのですぐ知りたい方は自分で調べてね。運動の重要性は免疫学の世界的権威であられた安保医学博士もおっしゃってたこと。

 

運動は最近、健康を保つことにとって重要であることが広まってきました。筋トレもブームだし。その詳細の良し悪しは置いといて、シンプルに運動習慣化は良いことです。

さぁ "やるか、やらないか。" 

ライフスタイルとして、行動開始しませんか!

 

今日はこの辺で。

 

*方法は過去ログ見てね。でも、実際やってみないと正しくはでけへんかな〜。やってみたい方は道場なり体験講習会や講演なり見つけてきてくださいな。やるかやらへんか、この一言につきるんやで!

ということで、実際に習いたい方は〜

今回の大阪会場の体験講習会はまだ2席ほど空きがあるとのことなので、チャンス!参加してみては。東京は締切ったらしいので次の機会に。遠方の方なんかは旅行がてら大阪に来て受けてみては〜(🎵大阪ええとこだっせ、グランシャトーがおまっせ笑)

 

 

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某雑誌の特集より