神田真澄の氣ままな話 in 明光武道 深雪館

明光武道 深雪館 道場主のブログ

護身術のこと 〜実戦の観点から〜

今日はそこそこ問い合わせの多い護身術について話してみたいと思います。

 

大事な話なので、一番最初に書いておきます。

護身術は習って一生使わずが最良の策です。

 

いいですか、生兵法は怪我のもとという言葉もあるように、変に習ったからと達人でもないのに慢心して使ったろう、相手をギャフンとさせてやろうなんて思ってたら大怪我しますよ!

 

あくまでも護身術は、逃げる隙をつくる手段であり、知ってたら少しでも心が落ち着くことから、それなら大声あげて周りに助けや、警察〜とプロに任せれるキッカケを作れる、そのためのものです。君子危うきに近寄らずとは名言ですが、逃げるが勝ちが護身術の本義ですよ。

 

そんな約束組手のように、上手くも綺麗にも極まらないから。実戦ってそんなに甘くない。

ましてや中途半端な反撃が相手を逆上させて大惨事にもなりかねない。

護身術はいざって時に、どうにもならん時に

シンプルな動きで相手の虚をついて逃げる隙をつくるものと理解してください。少なくともわたしが伝えてる護身術のテクニックはそれです。

 

そもそも氣を鍛錬してたら、肚に氣がしっかりと落ちていたら、そういう危険なことは自然と回避していくことになるものです。家族や大事な何かを守るためであれば、肚が極まってる人はその場をおさめるために、また馬鹿にもなれるのです。

 

上に書いたことをしっかりと肚に叩き込んだ上で、学んでいただきたいと思います。

 

護身術は様々な流派から数々あるので、どれがいいとかはなく、自分が確実に覚えれる、シンプルな簡単なものを身につけるのがいいでしょう。複雑な動きなんぞ、実際にはあまり使えないし、怪我のもとです。

 

参考にしてください。

今日はこの辺で。

 

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世界一嫌われ医者の格闘道場より